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りんご研究所 Apple Research Institute
青森県の特産果樹 主要品種

青森県では、りんご以外の果樹を「特産果樹」と呼んでいます。平成26年度の青森県の果樹栽培面積は22,700ha(うち特産果樹1,700ha)で、全国の10.0%を占め全国1位となっています。品目別の栽培面積は、西洋なしが150haで2位、おうとう(さくらんぼ)が305haで4位、ぶどうが459haで8位、すももが104haで7位と、全国の上位を占めています。果実の産出額(粗生産額)は833億円で、全国の10.9%を占め全国1位となっており、青森県は全国的に主要な果樹産地と言えます。 

 

ぶどう
   
写真:キャンベル・アーリー キャンベル・アーリー
(収穫時期:9月下旬)
 アメリカのジョージ・W・キャンベル氏が「ムーア・アーリー」に「ベルビダー×マスカットハンブルグ」を交配して育成した品種で、明治27年に発表されました。日本には明治30年に川上善兵衛氏が導入しました。
 耐寒性があり豊産性で、栽培が容易な品種です。主に開花期の低温により花振るいが発生することがあります。着色は容易ですが、糖度が十分上がってから収穫する必要があります。過熟果は脱粒しやすい特徴があります。
   
写真:スチューベン スチューベン
(収穫時期:10月上~中旬)
 ニューヨーク州立農試が「ウェイン」に「シュリダン」を交配して育成した品種で、昭和22年に発表されました。日本には昭和27年に農林省果樹試験場が導入しました。
耐寒性がやや劣りますが、結実が安定しており、作りやすい品種です。高糖度(18度以上)で、独特の香りがあり、長期貯蔵ができることから、年明け後の販売が可能です。
   
サニールージュ
(収穫時期:8月上旬~9月中旬)
 
   
おうとう(さくらんぼ)
   
写真:佐藤錦 佐藤錦
(収穫時期:6月下旬)
 山形県東根市の佐藤栄助氏が「ナポレオン」に「黄玉」を交配し、育成したといわれています。
 花芽の着生が多く、枝が発生しやすいので作りやすい品種です。甘酸適和で良食味ですが、着色が進まないまま、過熟になる「うるみ果」が発生することがあります。
   
写真:南陽 南陽
(収穫時期:7月上~中旬)
 山形県農業試験場置賜分場で「ナポレオン」の交雑実生から育成され、昭和53年に品種登録されました。
大果で甘味が多く、果汁もあり、食べ応えがあります。結果期に達するのがやや遅く、花芽の着生もやや悪い品種です。また、着色しにくいので、光に十分当たるように剪定や着色管理を徹底する必要があります。
   
写真:サミット サミット
(収穫時期:7月上~中旬)
 カナダ農業試験場で「バン」に「サム」を交配して育成され、昭和48年に命名されました。昭和50年に青森県畑作園芸試験場(現在の県南果樹研究センター)が導入しました。
大果で甘味・酸味ともあり、紫黒色になった時が収穫適期です。過着果になると著しく樹勢が弱るので、着果程度は1花束状短果枝当たり2~3果とします。果皮色に赤みが残っているうちは食味が劣るので、果皮色が紫黒色になってから収穫します。
   
西洋なし
   
写真:ゼネラル・レクラーク ゼネラル・レクラーク
(収穫時期:10月上旬)
 フランスのアンジェ国立果樹試験場で10年間の特性調査後、1950年(昭和25年)に公表されました。「ドワイエネ・デュ・コミス」の自然交雑実生と推測されています。青森県畑作園芸試験場(現在の県南果樹研究センター)には昭和52年に導入されました。
 大果で豊産性なので作りやすい品種です。果面にサビを生じます。追熟後の果肉はきめ細かく溶解性で、果肉の色は黄白で果汁は多い品種です。特有の香りがあります。
   
写真:ラ・フランス ラ・フランス
(収穫時期:10月下旬)
 フランスで1864年に発見されました。日本への導入は明治36年といわれています。
果面に凹凸があり、外観はあまり良くありませんが、果肉はち密で果汁が多く、食味は良好で、独特の芳香があります。
   
日本なし
   
写真:多摩 多摩
(収穫時期:9月中旬)
 昭和38年に東京都農業試験場が「祇園」に「幸水」を交配して育成し、昭和46年に命名されました。
大果で、外観は「幸水」に似ていますが、年により果面のサビがまだら状になることもあります。甘みが強く、酸味は少ない品種です。
   
写真:幸水 幸水
(収穫時期:9月下旬)
 農林省園芸試験場で、昭和16年に「菊水」に「早生幸蔵」を交配し育成したもので、昭和34年に命名されました。
酸味は少なく、糖度は高い品種で肉質も良く食味は良好です。
   
もも・ネクタリン
   
写真:倉方早生 倉方早生
(収穫時期:8月上旬)
 東京都の倉方英蔵氏が長生種(タスカン×白桃)に実生(ゴム質の早熟種)を交配して育成し、昭和26年に名称登録され、命名、発表されました。
日持ちが良く輸送性に優れています。健全な花粉が少ないことから、授粉樹が必要な品種です。
   
写真:あかつき あかつき
(収穫時期:8月下旬)
 農林省果樹試験場で昭和27年に「白桃」に「白鳳」を交配して育成され、昭和54年に命名登録されました。
玉揃いが良く、着色は容易な品種です。花粉が多く、結実も良好です。短果枝主体に連年結実させるとやや小玉傾向なります。
   
川中島白桃
(収穫時期:9月上旬)
(準備中)
   
写真:フレーバートップ フレーバートップ
(収穫時期:9月中旬)
 ネクタリンは果面に毛がなく、光沢がありますが、ももの一変種とみなされています。ネクタリンの多くの品種はアメリカから導入されたものです。
果皮の着色は容易で外観は良好な品種です。また、花粉が多く結実も良好です。果肉は黄色でやや強い酸味があります。
   
うめ・あんず
   
写真:豊後 豊後
(うめ 収穫時期:7月上~中旬)
 うめとあんずの交雑実生といわれています。
うめの中では最も耐寒性が強く、古くから各地で栽培されており、多くの系統があります。自家不和合性のため、授粉樹が必要です。また、花粉が少ないので他品種の授粉樹には適しません。梅酒、梅漬け、梅干し用と用途は様々です。
   
写真:八助 八助
(あんず 収穫時期:7月中~下旬)
 青森県三戸地方で、古くから栽培されている品種です。
自家和合性のため、授粉樹は必要ありません。果肉はち密で甘みが強い品種です。主に漬けウメ(アンズなのに)やシソ巻き等の加工品に用いられます。
   
すもも・プルーン
   
写真:大石早生すもも 大石早生すもも
(収穫時期:7月下旬~8月上旬)
 福島県の大石俊雄氏が育成した品種で、「フォーモサ」の自然交雑実生です。昭和27年に命名登録されました。
結実が安定しており、作りやすい品種です。甘味と酸味があり、果汁も豊富で、さわやかな食味が特徴です。
   
写真:ソルダム ソルダム
(収穫時期:8月下旬)
 1907年にアメリカから日本に導入されましたが、原名は不明です。
結実が安定しており、作りやすい品種です。果肉は硬く、日持ちが良いのが特徴です。
   
写真:スイートサンプルーン スイートサンプルーン
(収穫時期:9月中旬~下旬)
 「サンプルーン」の中から甘味の強い系統として選抜された品種です。
自家結実性ですが、隔年結果もするので結実過多にならないように注意が必要です。
   
ブルーベリー
   
写真:コリンズ コリンズ
(収穫時期:7月上旬~8月上旬)
 アメリカ、ニュージャージー州ニューブルンスウイックにて、アメリカ農務省とニュージャージー州立農業試験場の共同研究で、「スタンレイ」と「ウェイマウス」の交雑により育成し、1949年に発表されました。
果実は大粒で果粉が多い品種で、甘酸のバランスよく食味は良好です。
   
写真:コビル コビル
(収穫時期:8月上旬~9月上旬)
 アメリカ、ニュージャージー州ウェイマウスにて、アメリカ農務省のF・V・コビル氏とニュージャージー州立農業試験場のF・A・ギルバート氏が、GM37(ジャージー×パイオニア)と「スタンレイ」の交雑で育成し、1949年に発表されました。
果実は大粒で果粉が多い品種で、香りは強く、酸は高い特徴があります。