その他のイカ


試験船で採集されたその他のイカ類
 試験船でイカ類の調査をしていると、スルメイカやアカイカの他にも違う種類のイカが採集されることがあります。
タコイカ
 
アカイカの調査をしていて、海水温が低めだとよく見られるようになるイカです。触腕を欠いており、腕が8本しかないことが名前の由来のようです。
ツメイカ
 ツメイカもタコイカと同じように冷たい水温を好むため、海水温が低めだとよく見られるイカです。触腕先端部分の吸盤が変形し、鈎爪のような形をしています。
スジイカ
 上記の2種とは違い、暖かい海域でよく見られるイカです。名前の由来どおり、腹側に2本のすじがあるのが特徴となっています。あまり大きくはならないイカで、外套長10〜15cm程度のものがよく採集されます。
ムラサキダコ
 名前のとおりタコの仲間ですが浮遊性のタコのため、調査用のイカ針で釣り上げられることがあります。背中側は濃い紫色をしていますが、腹側は銀白色に輝いています。青森県の沿岸でもまれに捕獲され話題となることがあります。

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