陸奥湾海況情報
No.330
2001年8月7日
● 今期の概況(7月31日〜8月6日)
7月下旬から東風(ヤマセ)の優勢となる日が多く、東湾ブイの気温は、7月26日以降平年より低めの日が続いています。陸奥湾の水温は、6月下旬から全体的に平年に比べて高めの傾向が続いてきましたが、7月下旬から水温の上昇が抑えられ、現在は平年並みからやや低めの状況になってきました。
平舘ブイの15m層では、東風の影響で1日〜2日、6日に連続した北上流が観測されています。平舘ブイでは7-9月に早い流速となることが知られていますが、15m層、底層とも1ノット以上の早い流速が引き続き観測されています。
8月6日の日平均水温は、平舘ブイで16.5〜21.4℃、青森ブイで15.6〜21.1℃、東湾ブイで13.3〜20.8℃となっています。
8月1日〜5日の半旬別平均水温の平年との比較では、平舘ブイの1m層〜30m層で『平年並み』、底層で『やや低め』、青森ブイの1m層、30m層、底層で『やや低め』、15m層で『平年並み』、東湾ブイの1m層、底層で『やや低め』、15m層〜30m層で『平年並み』の状況です。
● 今後の見通し
仙台管区気象台発表の8月4日からの1ヶ月予報によると、気温は平年並みの可能性が大きいとしています。陸奥湾の水温は、全体的に平年並みに推移するものと考えられます。