陸奥湾海況情報

No.331

             2001年8月14日

● 今期の概況(8月7日〜8月13日)
 今期は8月11日を除き東よりの風が続き、東湾ブイの気温は、7月下旬以降低めの日が続いています。東湾ブイにおける8月6日〜10日の半旬平均気温は18.9℃となり、この時期としては1993年の17.3℃に次いで、1985年以降で2番目に低い水準となっています(昨年同期の平均気温25.3℃)。陸奥湾では、7月下旬から水温の上昇は抑えられており、現在は平年に比べて全体的に低めの状況になってきました。 
 8月13日の日平均水温は、平舘ブイで17.6〜20.9℃、青森ブイで16.1〜20.5℃、東湾ブイで13.4〜20.5℃となっています。
 8月6日〜10日の半旬別平均水温の平年との比較では、平舘ブイの全層で『やや低め』、青森ブイの1m層〜30m層『やや低め』、底層で『かなり低め』、東湾ブイの1m層、底層で『やや低め』、15m層〜30m層で『平年並み』の状況です。

● 今後の見通し
 仙台管区気象台発表の8月11日からの1ヶ月予報によると、気温は平年並みか高い可能性が大きく、1週目〜2週目は平年並み、3週目〜4週目は高い可能性が大きいとしています。陸奥湾の水温は、8月下旬〜9月中旬の水温が最も高くなる時期に向けて上昇するものの、全体的に平年より低めの傾向が続くものと考えられます。