陸奥湾海況情報
No.332
2001年8月21日
● 今期の概況(8月14日〜8月20日)
今期も19日まで東よりの風が続き、7月下旬以降、東湾ブイの気温は低めの日が続いています。青森ブイと東湾ブイの15m層の水温は20℃を超えてきました。平舘ブイでは津軽暖流由来と考えられる23℃台の水温が一時的に全層で観測されました。8月20日の日平均水温は、平舘ブイで17.6〜22.2℃、青森ブイで15.9〜21.9℃、東湾ブイで14.2〜21.5℃となっており、1週間前の8月13日と比べて、全体的に1℃程度上昇しており、水温が低めの傾向は弱まってきています。
8月16日〜20日の半旬別平均水温の平年との比較では、平舘ブイの1m層〜30m層で『平年並み』、底層で『やや低め』、青森ブイの全層で『やや低め』、東湾ブイの1m層で『やや低め』、15m層〜底層で『平年並み』の状況です。
● 今後の見通し
仙台管区気象台発表の8月18日からの1ヶ月予報によると、気温は平年並みか高い可能性が大きく、1週目〜2週目は平年並み、3週目〜4週目は高い可能性が大きいとしています。今後陸奥湾の水温は、平年並み〜低めの傾向で推移するものと考えられますが、台風による強風が続いた場合、海況は大きく変動することも考えられます。