陸奥湾海況情報
No.333
2001年8月28日
● 15m層半旬平均水温の推移
● 今期の概況(8月21日〜8月27日)
8月23日に台風11号が青森県に接近しましたが、台風による陸奥湾海況への大きな影響は見られませんでした。東湾ブイの日平均気温は、22日〜24日には22℃台の平年並みとなりましたが、25日〜27日は東風が続き、気温は平年と比べて低めとなっています。
陸奥湾の15m層〜30m層では、例年8月下旬〜9月中旬頃が最も水温の高い時期となっていますが、現在、各ブイの15m層の水温は21℃前後となっており、平年に比べて1℃前後低い状況となっています。 8月27日の日平均水温は、平舘ブイで18.1〜21.8℃、青森ブイで17.8〜22.5℃、東湾ブイで13.7〜21.5℃となっています。
東湾ブイ底層で溶存酸素が低下してきており、50%以下が記録されてきています。
8月21日〜25日の半旬別平均水温の平年との比較では、平舘ブイの1m層と30m層〜底層で『やや低め』、15m層で『かなり低め』、青森ブイの全層で『やや低め』、東湾ブイの全層で『やや低め』の状況です。
● 今後の見通し
仙台管区気象台発表の8月25日からの1ヶ月予報によると、気温は平年並みか高い可能性が大きく、1週目〜2週目は平年並み、3週目〜4週目は高い可能性が大きいとしています。今後陸奥湾の水温は、全体的に平年より低めの傾向が続くものと考えられます。