陸奥湾海況情報
No.348
2001年12月11日
● 15m層半旬平均水温の推移
● 今期の概況(12月4日〜12月10日)
東湾ブイの日平均気温は、11月末から平年より2〜3℃低めの寒い日が続いています。12月6日〜10日の半旬平均気温は1.8℃と1985年以降で2番目に低い水準となりました。この寒気の影響で東湾の水温は大きく低下し、平年より低めの傾向がでてきました。また東湾ブイでは、7日〜9日に15m/秒を超える強い西風が観測されています。
12月10日の日平均水温は、平舘ブイで13.2〜13.3℃、青森ブイの全層で11.7℃、東湾ブイの全層で9.6℃となっており、1週間前の3日と比べて平館ブイで0.7〜1.0℃低下、青森ブイで1.1℃低下、東湾ブイで1.7〜1.8℃低下しており、気象の影響が大きい東湾では大幅な水温低下となっています。
12月6日〜10日の半旬別平均水温の平年との比較では、平舘ブイ、青森ブイの全層で『平年並み』、東湾ブイの1m層〜15m層で『やや低め』、30m層〜底層で『平年並み』となっています。
● 今後の見通し
気象台発表の12月8日からの1ヶ月予報(東北地方)では、気温の低い可能性が大きいとしています。今後、寒気の影響で、水温は平年より低めの傾向が強くなってくるものと思われます。
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