陸奥湾海況情報
No.339
2001年10月9日
● 15m層半旬平均水温の推移
● 今期の概況(10月2日〜10月8日)
今期は、1日〜5日と平年より気温の低い日が続き、同期の東湾ブイの半旬平均気温は15.8℃となり1985年以降で最も低い記録となりました。陸奥湾の水温は、全体的に低下しており平年より低めの傾向が強くなりました。特に平館ブイの1m層〜30m層、青森ブイの1m層、東湾ブイ1m層〜15m層の1日〜5日の半旬平均水温は1985年以降で最も低い記録となっています。
平館ブイの流れは、15m層では北上流が、また底層では南下流が優勢となっており、底層を中心に低水温、高塩分の海水が入り込んでいるようです。そのため、各ブイの底層で低水温、高塩分の状況が続いているようです。
10月8日の日平均水温は、平舘ブイで17.5〜19.2℃、青森ブイで17.1℃〜18.9℃、東湾ブイで15.2〜18.7℃となっており、1週間前の10月1日と比べて、各ブイとも1m層〜30m層で1℃前後低下しています。
10月1日〜5日の半旬別平均水温の平年との比較では、平舘ブイの1m層、30m層〜底層で『はなはだ低め』、15m層で『かなり低め』、青森ブイの全層で『かなり低め』、東湾ブイの1m層〜15m層で『かなり低め』、30m層〜底層で『やや低め』となっています。
● 今後の見通し
今後陸奥湾の水温は、平年より低めで推移するものと思われます。