陸奥湾海況情報
No.341
2001年10月23日
● 15m層半旬平均水温の推移
● 今期の概況(10月15日〜10月22日)
今期は、平館ブイで、15m層、底層ともに南下流が優勢となり、暖流水の影響と思われる水温の上昇が見られました。このため、平年より低めで推移してきた平館ブイの水温は、20日頃から平年の水準に戻ってきています。青森ブイ、東湾ブイの水温は、1m層〜30m層の低下が緩やかとなり、また底層では上昇したために、平年より低めの傾向は、全体的に弱くなってきています。
10月22日平均水温は、平舘ブイで18.4〜18.8℃、青森ブイで17.6℃〜17.7℃、東湾ブイで17.0〜17.3℃となっており、上層と底層の水温差は、ほとんどなくなってきました。また上層と底層の塩分差も小さくなってきており、青森ブイでは1m層〜底層の鉛直混合が始まってきているようです。
10月16日〜20日の半旬別平均水温の平年との比較では、平舘ブイの全層で『やや低め』、青森ブイの1m層〜30m層で『かなり低め』、底層で『やや低め』、東湾ブイの全層で『かなり低め』となっています。
● 今後の見通し
今後陸奥湾の水温は、平年より低め〜平年並みで推移するものと思われます。