陸奥湾海況情報

No.334

             2001年9月4日

● 15m層半旬平均水温の推移

● 今期の概況(8月28日〜9月3日)

今期の東湾ブイの気温は、9月1日を除き平年より低めで推移しました。特に28日〜31日は東風の影響もあり、日平均気温は19℃台と平年より2〜3℃低めに推移しました。8月の月平均気温は20.2℃となり、1985年以降では1993年の20.1℃に次いで低い記録となりました。

水温は、ブイ毎水深毎に大きく変動しています。9月3日の日平均水温は、平舘ブイで17.3〜23.8℃、青森ブイで16.5〜22.3℃、東湾ブイで16.8〜21.9℃となっており、1週間前の27日と比べて、平舘ブイの1m層〜15m層、青森ブイの15m層〜30m層で1.8〜1.9℃上昇し、平年の水温を若干超えてきています。また東湾ブイの底層では1週間前より3.1℃も高く、大幅に上昇しています。逆に、平舘、青森ブイの底層では0.8〜1.3℃低下しています。

 8月26日〜31日の半旬別平均水温の平年との比較では、平舘ブイの1m層で『やや低め』、15m層〜底層で『平年並み』、青森ブイの1m層〜15m層で『やや低め』、30m層〜底層で『平年並み』、東湾ブイの1m層で『かなり低め』、15m層と底層で『やや低め』、30m層で『平年並み』の状況です。

● 今後の見通し

 仙台管区気象台発表の9月1日からの1ヶ月予報によると、気温は平年並みか高い可能性が大きく、1週目は低い、2週目〜4週目は高い可能性が大きいとしています。今後陸奥湾の水温は、ブイ、水深毎に多少傾向は異なるものの、全体的にみると平年並みに推移するものと考えられます。