陸奥湾海況情報
No.337
2001年9月25日
● 15m層半旬平均水温の推移
● 今期の概況(9月18日〜9月24日)
今期は、22日に寒気の流れ込みの影響で冷え込み、東湾ブイの気温は22日早朝に12.0℃となり1985年以降で最も低い記録となりました。東湾ブイでは、7月下旬から東よりの風が続いていましたが、18日以降ようやく東風の傾向がなくなりました。
陸奥湾の水温は、平年より低めの傾向が続いています。今期の水温は、各ブイとも1m層〜15m層で低下、30m層〜底層で上昇しており、上層と下層の水温差が小さくなってきています。
9月16日〜20日の半旬別平均水温の平年との比較では、平舘ブイの1m層〜15m層で『やや低め』、30m層で『かなり低め』、底層で『はなはだ低め』、青森ブイの1m層〜30m層で『かなり低め』、底層で『はなはだ低め』、東湾ブイの1m層〜15m層と底層で『やや低め』、30m層で『かなり低め』の状況となっており、平舘ブイの30m層と底層、青森ブイの30m層と底層では1985年以降で最も低い水準となっています。
平舘ブイの流況は、15m層、底層ともに南下傾向が強く、15m層では1ノットを超える南下流が、また底層では1ノット近い南下流が観測されています。
● 今後の見通し
今後陸奥湾の水温は、しばらくの間、平年より低めの傾向が続くものと思われます。