陸奥湾海況情報

No.363

   2002年4月2日

● 15m層半旬平均水温の推移

● 今期の概況(3月26日〜4月1日)

 陸奥湾の水温は、西湾で平年より高い傾向がさらに強くなってきました。

 東湾ブイの日平均気温は平年よりかなり高い傾向がみられています。特に4月1日には9.0℃を記録しました。

平舘ブイの15m層の流れは、20日から続いた強い南下流が28日に弱まりましたが、30日からまた南下流が観測されています。

4月1日の日平均水温は、平舘ブイで8.8〜9.2℃、青森ブイで8.2〜8.8℃、東湾ブイで5.7〜6.6℃となっており、1週間前の3月25日とくらべて平舘ブイで前回並み、青森ブイの全層で0.2〜0.6℃上昇、東湾ブイの1m層〜30m層で1.0〜1.3℃、底層で0.3℃上昇しています。

3月26日〜31日の半旬別平均水温の平年との比較では、平舘ブイの1m層〜30m層で『やや高め』、底層で『かなり高め』、青森ブイの全層で『かなり高め』、東湾ブイの1m層〜30m層で『やや高め』、底層で『平年並み』となっています。

● 今後の見通し

 気象台発表の3月30日からの1ヶ月予報(東北地方)では、気温は平年より高い可能性が大きいとしています。今後水温は、全湾で平年より高めに推移するものと思われます。