陸奥湾海況情報

No.364

   2002年4月9日

● 15m層半旬平均水温の推移

 今期の概況(4月2日〜4月8日)

 陸奥湾の水温は、全湾で平年よりかなり高い傾向がさらに強くなってきました。

 東湾ブイの日平均気温は平年よりやや高い傾向がみられています。また、平舘ブイ15m層の流れは3月下旬より続いた南下流は、4月6日頃よりかなり弱まっています。

4月8日の日平均水温は、平舘ブイで8.7〜8.9℃、青森ブイで7.8〜10.1℃、東湾ブイで6.4〜9.2℃となっており、1週間前の4月1日とくらべて平舘ブイ1m層と底層で0.1〜0.4℃低下、15m層と30m層で前回並み、青森ブイの1m層と15m層で0.2〜1.2℃上昇、30m層と底層で0.1〜0.4℃低下、東湾ブイの1m層〜底層で0.7〜2.6℃上昇しています。

4月1日〜5日の半旬別平均水温の平年との比較では、平舘ブイの1m層で『やや高め』、15m層〜底層で『かなり高め』、青森ブイの1m層と15m層、底層で『かなり高め』、30m層で『はなはだ高め』、東湾ブイの1m層と底層で『やや高め』、15m層と30m層で『かなり高め』となっています。

● 今後の見通し

 気象台発表の4月6日からの1ヶ月予報(東北地方)では、気温は平年より高い可能性が大きいとしています。今後水温は、全湾で平年より高めに推移するものと思われます。