陸奥湾海況情報

Ｎｏ.365

　　　2002年4月16日

● 15m層半旬平均水温の推移

　今期の概況（４月9日〜４月15日）

　　陸奥湾の水温は、全湾で平年より高く、特に東湾でその傾向が強くなっています。

　東湾ブイの半旬別平均気温は10.1℃と過去最高を記録しました。また、平舘ブイ15ｍ層の流れは、４月10日から14日にかけて南下流が強勢に推移しました。

４月15日の日平均水温は、平舘ブイで9.6〜9.8℃、青森ブイで7.3〜9.9℃、東湾ブイで6.8〜9.5℃となっており、１週間前の４月８日とくらべて平舘ブイ全層で0.5〜1.1℃上昇、青森ブイの1ｍ層と底層で0.2〜0.4℃低下、15ｍ層で0.5℃上昇、30ｍ層で前回並み、東湾ブイの1ｍ層と30ｍ層、底層で0.3〜0.6℃上昇、15ｍ層で前回並みとなっています。

４月11日〜15日の半旬別平均水温の平年との比較では、平舘ブイの1ｍ層で『やや高め』、15ｍ層〜底層で『かなり高め』、青森ブイの1ｍ層と15ｍ層で『かなり高め』、30ｍ層で『やや高め』、底層で『平年並み』、東湾ブイの1ｍ層〜30ｍ層で『はなはだ高め』、底層で『やや高め』となっています。


●　今後の見通し

気象台発表の4月13日からの1ヶ月予報（東北地方）では、気温は平年並みか、高い可能性が大きいとしています。今後水温は、全湾で平年より高めに推移するものと思われます。