陸奥湾海況情報

No.367

   2002年4月30日

● 15m層半旬平均水温の推移

 ● 今期の概況(4月22日〜4月29日)

 陸奥湾の水温は、引き続き全湾で平年よりかなり高くなっており、全ブイの1m層〜30m層および青森ブイ底層の半旬別平均値が1985年以降で最高を記録しました。また、平舘ブイ15m層の流れは、4月25日から29日にかけて南下流が強勢に推移しました。

4月29日の日平均水温は、平舘ブイで9.9〜11.4℃、青森ブイで10.2〜11.6℃、東湾ブイで7.6〜10.7℃となっており、1週間前の4月22日とくらべて平舘ブイ底層で前回並み、それ以外の全ブイ、全層で0.3〜1.5℃上昇しました。特に青森ブイの15m層〜底層では1℃以上、上昇しました。

4月21日〜25日の半旬別平均水温の平年との比較では、平舘ブイの全層で『かなり高め』、青森ブイの1m層と30m層で『はなはだ高め』、15m層と底層で『かなり高め』、東湾ブイの1m層〜30m層で『はなはだ高め』、底層で『かなり高め』となっています。

 

● 今後の見通し

 気象台発表の4月26日からの1ヶ月予報(東北地方)では、気温は平年並みの可能性が大きいとしています。水温は今後も平年並み〜平年より高めに推移するものと思われます。