陸奥湾海況情報

No.382

   2002年8月13日

● 15m層半旬平均水温の推移

 ● 今期の概況(8月5日〜8月13日)

 水温は、湾の表面付近では概ね平年並みですが、底層付近では平年より高めとなっており、全ブイの30m層で20℃を超える水温となっています。また、平舘ブイ15m層の流れは、7月13日頃からの南下流の強勢傾向が8月10日まで続いた後、北上流に変わっています。

8月12日の日平均水温は、平舘ブイで 17.9〜22.1℃、青森ブイで16.4〜21.7℃、東湾ブイで16.3〜21.8℃で、1週間前の8月5日とくらべると、平舘ブイは15m〜底層で1.0〜1.6℃上昇、青森ブイは1m〜30m層で前回より0.1〜0.6層℃低下、底層で1.5℃上昇、東湾ブイは15m〜底層で0.2〜4.3℃上昇、と底層付近ではまだ上昇しています。

8月6日〜10日の半旬別平均水温は、平年にくらべて、平舘ブイの1m〜15m層で『平年並み』、30m層で『やや高め』、底層で『かなり高め』、青森ブイの1m層で『平年並み』、15m層〜底層で『やや高め』、東湾ブイでは1m層と30m層で『平年並み』、15m層で『やや高め』、底層で『かなり高め』となっています。

● 今後の見通し

 気象台発表の8月10日からの1ヶ月予報(東北地方)では、気温,日照時間は平年並みの可能性が大きいとしています。今後も水温は平年並み〜平年よりやや高めに推移するものと考えられます。