陸奥湾海況情報

No.383

   2002年8月20日

● 15m層半旬平均水温の推移

 ● 今期の概況(8月13日〜8月20日)

 水温は、1m層〜15m層では平年並み、30m層〜底層では平年より高めとなっています。平舘、青森ブイの1m層〜15m層、東湾ブイの1m層〜30m層の日平均水温は21〜22℃の範囲となっていますが、ヤマセによる低温と日照時間の減少により水温の上昇は鈍ってきています。また、平舘ブイ15m層の流れは、8月17日から北上流強勢に変わっています。

8月19日の日平均水温は、平舘ブイで 17.8〜22.0℃、青森ブイで16.1〜22.0℃、東湾ブイで16.0〜21.6℃で、1週間前の8月12日とくらべると、平舘ブイは30m層で0.7℃低下のほかは前回並み、青森ブイの1m層で0.3℃上昇、15m層は前回並み、30m層〜底層で前回より0.4〜0.7℃低下、東湾ブイは全層で0.2〜0.3℃低下しました。

8月11日〜15日の半旬別平均水温は、平年にくらべて、平舘ブイの1m〜15m層で『平年並み』、30m層〜底層で『やや高め』、青森ブイの1m層で『やや低め』、15m層で『平年並み』、30m層で『かなり高め』、底層で『やや高め』、東湾ブイでは1m層〜15m層で『平年並み』、30m層で『かなり高め』、底層で『やや高め』となっています。

● 今後の見通し

 気象台発表の8月17日からの1ヶ月予報(東北地方)では、気温は低く、日照時間は平年並みから少ない可能性が大きいとしています。今後水温は平年並みに推移するものと考えられます。