陸奥湾海況情報

No.355

   2002年2月5日

● 15m層半旬平均水温の推移

● 今期の概況(1月29日〜2月4日)

 東湾ブイの日平均気温は、1月中旬から平年並みから平年より高めで推移しています。

東湾ブイの水温は1月30日から31日にかけて4℃台から6℃台へ上昇し、31日以降6℃台の平年より高めの水温で推移しています。この水温上昇と同時に塩分の上昇も観測されていることから、湾内に流入する暖流由来の海水の影響と考えられます。東湾ブイの塩分は1月中旬以降平年に比べて高めに推移しており、暖流由来海水の東湾への影響は例年より強い状態が続いているようです。

2月4日の日平均水温は、平舘ブイで8.9〜9.1℃、青森ブイで7.4℃、東湾ブイで6.2〜6.4℃となっており、1週間前の1月28日と比べて平舘ブイで0.3〜0.5℃低下、青森ブイで0.7℃低下、東湾ブイで0.7〜0.9℃上昇しています。

1月26日〜30日の半旬別平均水温の平年との比較では、全てのブイの全層で『平年並み』となっています。


● 今後の見通し

 気象台発表の2月2日からの1ヶ月予報(東北地方)では、気温は平年より高い可能性が大きいとしています。今後水温は、平年並み〜平年より高めに推移するものと思われます。