陸奥湾海況情報

No.356

   2002年2月12日

● 15m層半旬平均水温の推移

● 今期の概況(2月5日〜2月11日)

 東湾ブイの日平均気温は、1月中旬から2月8日まで平年並みから平年より高めで推移していましたが、9日以降寒気の影響で平年より2〜3℃低い気温となっています。本日(2/12)9時の気温-5.3℃は今期最も低い値となっています。9〜10日には強い西風となり、9日には15m/秒を越える風が観測されました。

東湾ブイの水温は1月下旬から平年より高めで推移してきましたが、この寒気の影響もあり急激に低下しており、12日には5℃前後の平年並みの水準となっています。

2月11日の日平均水温は、平舘ブイで9.0〜9.1℃、青森ブイで6.9℃、東湾ブイで5.1〜5.5℃となっており、1週間前の2月4日と比べて平舘ブイで前回並み、青森ブイで0.5℃低下、東湾ブイで0.6〜1.3℃低下しています。

2月6日〜10日の半旬別平均水温の平年との比較では、平舘ブイと青森ブイの全層で『平年並み』、東湾ブイの1m層と底層で『かなり高め』、15m層〜30m層で『やや高め』となっており、この時期の東湾ブイの水温としては1985年以降で1997年に次いで2番目に高い水準となっています。

● 今後の見通し

 気象台発表の2月9日からの1ヶ月予報(東北地方)では、気温は平年より高い可能性が大きいとしています。今後水温は、概ね平年並みに推移するものと思われます。