陸奥湾海況情報

No.351

   2002年1月8日

● 15m層半旬平均水温の推移

● 今期の概況(12月25日〜1月7日)

東湾ブイの日平均気温は、平年に比べて低めの日が多く、半旬平均気温でみると11月下旬〜1月第1半旬まで平年より低めの状態が続いています。1月4日以降は寒さも緩み平年並みの気温が続いています。

水温は、12月中旬以降全体的に低めとなっています。1月7日の日平均水温は、平舘ブイで9.8〜9.9℃、青森ブイで7.8℃、東湾ブイで5.1℃となっており、1週間前の12月31日と比べて平舘ブイで0.4〜0.7℃低下、青森ブイで0.3〜0.4℃低下、東湾ブイで0.8〜0.9℃低下しています。

1月1日〜5日の半旬別平均水温の平年との比較では、全体的に平年より1.3℃〜2.3℃低く、平舘ブイの1m層と底層で『かなり低め』、15m層〜30m層で『はなはだ低め』、青森ブイの全層で『やや低め』、東湾ブイの1m層と30m層で『かなり低め』、15m層と底層で『はなはだ低め』となっています。1985年以降でみると、この時期としては1985年、1999年と並んで最も低い水準となっています。

● 今後の見通し

 気象台発表の1月5日からの1ヶ月予報(東北地方)では、気温は平年並みか低い可能性が大きいとしています。水温は、今後も引き続き全体的に平年より低めの傾向が続くものと思われます。