陸奥湾海況情報

No.352

   2002年1月15日

● 15m層半旬平均水温の推移

● 今期の概況(1月8日〜1月14日)

東湾ブイの日平均気温は、1月4日以降寒さが緩み平年並み〜平年より高めの気温が続いています。半旬平均気温は11月下旬から平年より低めの状態が続いていましたが、6日〜10日の半旬平均気温は2.6℃となり久しぶりに『平年並み』となりました。

水温は平年より低めで推移してきていますが、気温の推移を反映して全体的に低下傾向が鈍っています。平舘ブイでは暖流由来の南下流の影響もあり水温は上昇し平年並みの水準になってきました。1月14日の日平均水温は、平舘ブイで10.5℃、青森ブイで7.7〜7.8℃、東湾ブイで4.5〜4.7℃となっており、1週間前の1月7日と比べて平舘ブイで0.6〜0.7℃上昇、青森ブイで前回並み、東湾ブイで0.3〜0.6℃低下しています。

1月6日〜10日の半旬別平均水温の平年との比較では、全体的に平年より1.0℃〜2.0℃低く、平舘ブイの全層で『やや低め』、青森ブイの1m層と底層で『やや低め』、15m層〜30m層で『かなり低め』、東湾ブイの全層で『かなり低め』となっています。

● 今後の見通し

 気象台発表の1月12日からの1ヶ月予報(東北地方)では、気温は平年より高い可能性が大きいとしています。今後水温は、南下流の影響の大きい西湾では平年並み〜低め、東湾では平年差は縮まってくるものの平年より低めの傾向が続くものと思われます。