陸奥湾海況情報

No.353

   2002年1月22日

● 15m層半旬平均水温の推移

● 今期の概況(1月15日〜1月21日)

 湾内では暖流由来の南下流の影響が予想以上に大きく、青森ブイの1m層〜15m層水温は15日の7.7℃から16日には9.7℃となり、1日で2℃の大幅な水温上昇が見られ、平年より高い水準となりました。その後水温は少しずつ低下しており、平年並みに近づいてきています。東湾ブイでは15日に3℃台の水温となりましたがその後上昇してきており、21日には6℃前後と平年並みの水準となってきました。

東湾ブイの日平均気温は、平年並み〜平年より高めの気温が続いており、21日には5.9℃と4月上旬並みの気温となりました。1月21日の日平均水温は、平舘ブイで10.2℃、青森ブイで8.4〜8.5℃、東湾ブイで5.4〜6.0℃となっており、1週間前の1月14日と比べて平舘ブイで0.2〜0.3℃低下、青森ブイで0.6〜0.7℃上昇、東湾ブイで0.9〜1.3℃上昇しています。

1月16日〜20日の半旬別平均水温の平年との比較では、平舘ブイの全層で『平年並み』、青森ブイの1m層〜30m層で『やや高め』、底層で『平年並み』、東湾ブイの1m層〜15m層で『やや低め』、30m層〜底層で『平年並み』となっています。

● 今後の見通し

 気象台発表の1月19日からの1ヶ月予報(東北地方)では、気温は平年より高い可能性が大きいとしています。今後水温は、全体的に平年並みに推移するものと思われます。