陸奥湾海況情報

No.380

   2002年7月30日

● 15m層半旬平均水温の推移

 ● 今期の概況(7月22日〜7月30日)

 水温は、湾全体で平年並み〜平年よりかなり高めで推移し、15mより浅い層では20℃を越える水温となっています。また、平舘ブイ15m層の流れは、7月13日頃からの南下流の強勢傾向が依然として続いており、日最高流速が1ノットを超える日が続いています。

7月29日の日平均水温は、平舘ブイで 15.3〜21.9℃、青森ブイで14.6〜22.3℃、東湾ブイで15.8〜21.6℃で、1週間前の7月22日とくらべると、平舘ブイの1〜15m層では0.6〜1.3℃上昇、30m層〜底層では1.1〜2.3℃低下、青森ブイの1m層〜30m層では0.2〜2.0℃上昇、底層で3.3℃低下、東湾ブイの全層で0.7〜3.8℃上昇と、平舘ブイと青森ブイの底層の低下が目立ちました。

7月21日〜25日の半旬別平均水温は、平年にくらべて、平舘ブイの1m層で『平年並み』、15m層〜底層で『やや高め』、青森ブイの1m層で『平年並み』、15m層〜30m層で『やや高め』、底層で『かなり高め』、東湾ブイでは1m〜30m層で『平年並み』,底層で『かなり高め』と、各ブイとも中層〜底層にかけて高めとなっていました。

● 今後の見通し

 気象台発表の7月27日からの1ヶ月予報(東北地方)では、気温は平年並みの可能性が大きいとしています。今後も水温は平年並み〜平年よりやや高めに推移するものと考えられます。