陸奥湾海況情報

No.373

   2002年6月11日

● 15m層半旬平均水温の推移

 ●  今期の概況(6月3日〜6月10日)

 水温は、平年より高い傾向が再び強まってきており、平舘、青森ブイの15m、30m、底層での6月6日〜10日の半旬別平均水温は1985年からの第1位の値となりました。平舘ブイ15m層では6月6日頃からまた南下流が強まり、今期内の最高流速は2ノット近くを記録しました。

6月10日の日平均水温は、平舘ブイで 14.3〜15.8℃、青森ブイで13.6〜15.8℃、東湾ブイで9.4〜15.2℃となっており、1週間前の6月3日とくらべると、東湾ブイの底層で前回並みのほかは各ブイとも大きく上昇しました。その値は平館ブイで+1.3〜1.8℃、青森ブイで+1.1〜1.9℃、東湾ブイでは15m層で+0.5℃、1m層、30m層で+1.1℃でした。

6月6日〜10日の半旬別平均水温は、平年に比べて、平舘ブイの1m層で『かなり高め』、15m〜底層で『はなはだ高め』、青森ブイは1m層で『やや高め』、15m〜底層で『はなはだ高め』、東湾ブイでは1m〜15m層で『かなり高め』、30m層で『やや高め』、底層で『平年並み』となっています。

 

● 今後の見通し

 気象台発表の6月8日からの1ヶ月予報(東北地方)では、今後気温は平年より高い可能性が大きいとしています。水温はなお平年より高めのまま推移するものと考えられます。