陸奥湾海況情報

No.362

   2002年3月26日

● 15m層半旬平均水温の推移

● ● 今期の概況(3月19日〜3月25日)

 陸奥湾の水温は、西湾で平年より高い傾向が強くなってきました。

 東湾ブイの日平均気温は3月9日以降平年より高めの日が続いていましたが、24日には寒気の影響で冷え込み日平均気温は2.1℃と平年に比べて2℃低くなりました。

平舘ブイ15m層の流れは20日以降連続した南下流が観測されています。特に23日〜25日には1ノット近い強い南下流が観測されました。

3月25日の日平均水温は、平舘ブイで8.9℃、青森ブイで7.9〜8.2℃、東湾ブイで5.3〜5.4℃となっており、1週間前の3月18日と比べて平舘ブイで前回並み、青森ブイの1m層〜15m層で0.6〜0.7℃上昇、30m層〜底層で1.2℃上昇、東湾ブイの1m層で前回並み、15m層〜底層で0.3〜0.4℃上昇しています。

3月21日〜25日の半旬別平均水温の平年との比較では、平舘ブイの全層で『やや高め』、青森ブイの1m層と30m層で『かなり高め』、15m層と底層で『やや高め』、東湾ブイの1m層、15m層、底層で『平年並み』、30m層で『やや高め』となっています。


● 今後の見通し

  気象台発表の3月23日からの1ヶ月予報(東北地方)では、気温は平年並みか平年より高い可能性が大きいとしています。今後水温は、全湾で平年より高めに推移するものと思われます。