陸奥湾海況情報

No.368

   2002年5月7日

● 15m層半旬平均水温の推移

 ● 今期の概況(4月29日〜5月6日)

 陸奥湾の水温は、引き続き全湾で平年よりかなり高くなっており、東湾ブイ底層を除いた全ブイ全層で半旬別平均値が1985年以降で最高を記録しました。また、平舘ブイ15m層の流れは、5月に入っても依然南下流が見られるものの、4月よりは弱まってきています。

5月6日の日平均水温は、平舘ブイで10.8〜11.1℃、青森ブイで9.4〜11.6℃、東湾ブイで8.2〜11.2℃となっており、1週間前の4月29日とくらべて平舘ブイ1m層、青森ブイ30m層〜底層、東湾ブイ30m層で0.2〜0.8℃低下、平舘ブイ15m層と青森ブイの1m層で前回並み、平舘ブイの30m層〜底層、青森ブイの15m層と東湾ブイの1m層、15m層〜底層で0.4〜1.0℃上昇しました。

5月1日〜5日の半旬別平均水温の平年との比較では、平舘ブイの1m層〜15m層、青森ブイ1m層〜30m層、東湾ブイ1m層〜30m層で『はなはだ高め』、平舘ブイの30m層〜底層、青森ブイと東湾ブイの底層で『かなり高め』となっています。

 

● 今後の見通し

 気象台発表の5月4日からの1ヶ月予報(東北地方)では、気温は平年並みの可能性が大きいとしています。水温は今後平年並みに近づいて行くものと考えられます。