陸奥湾海況情報

No.369

   2002年5月14日

● 15m層半旬平均水温の推移

 ● 今期の概況(5月7日〜5月13日)

  陸奥湾の水温は、引き続き全湾で平年より高くなっており、全ブイ全層で半旬別平均値が1985年以降の3位内の値になっています。5月8日からは「やませ」が続き、東湾ブイの気温が平年並みに推移し、また、平舘ブイ15m層の流れは5月10日頃より北上流が強勢に推移しました。

5月13日の日平均水温は、平舘ブイで 10.9〜11.8℃、青森ブイで9.5〜12.0℃、東湾ブイで9.8〜11.1℃となっており、1週間前の5月6日とくらべて平舘ブイの1m層〜30m層で0.3〜0.7℃上昇、青森ブイの1m層で0.4℃上昇、東湾ブイの1m層と15m層で0.1〜0.3℃低下、30m層と底層で0.9〜1.7℃上昇しました。その他は前回並みとなっています。

5月6日〜10日の半旬別平均水温の平年との比較では、平舘ブイの1m層と底層で『はなはだ高め』、15m層と30m層で『かなり高め』、青森ブイ1m層〜15m層で『はなはだ高め』、30m層〜底層で『やや高め』、東湾ブイ1m層〜30m層で『はなはだ高め』、底層で『やや高め』となっています


 

● 今後の見通し

 気象台発表の5月10日からの1ヶ月予報(東北地方)では、気温は平年並みの可能性が大きいとしています。水温は今後平年並みに近づいていくものと考えられます。