陸奥湾海況情報
No.370
2002年5月21日
● 15m層半旬平均水温の推移
● 今期の概況(5月14日〜5月20日)
陸奥湾の水温は、引き続き全湾で平年より高くなっており、全ブイの30m層〜底層で半旬別平均値が1985年以降の3位内の値になっています。5月16日頃より「やませ」が続いたため、東湾ブイの気温は平年より低くなり、また平舘ブイ15m層の流れは5月17日頃より北上流が強勢に推移しています。
5月20日の日平均水温は、平舘ブイで 11.1〜11.9℃、青森ブイで10.3〜12.0℃、東湾ブイで10.2〜11.7℃となっており、1週間前の5月14日とくらべて全ブイ全層で上昇しました。その値は平舘ブイで+0.2〜0.3℃、青森ブイで+0.4〜0.8℃、東湾ブイで+0.4〜0.7℃でした。
5月15日〜20日の半旬別平均水温の平年との比較では、平舘ブイの1m層で平年並み、15m層〜底層で『やや高め』、青森ブイ1m層で平年並み、15m層〜30m層で『やや高め』、底層で『かなり高め』、東湾ブイの1m層で『やや高め』、15m層で『かなり高め』、30m層〜底層で『はなはだ高め』となっています。
● 今後の見通し
気象台発表の5月17日からの1ヶ月予報(東北地方)では、気温は平年並みか低い可能性が大きいとしています。水温は今後平年並みに近づいていくものと考えられます。