陸奥湾海況情報

No.386

   2002年9月9日

● 15m層半旬平均水温の推移

 ● 今期の概況(9月2日〜9月8日)

 今期の陸奥湾の水温は平年並み〜低めとなっています。また、東湾ブイ底層の溶存酸素量がさらに低下して貧酸素状態となってきています。平舘ブイの15m層では、9月3日には南下流が、9月4日には北上流がともに1ノット近い強さで観測されています。

9月8日の日平均水温は、平舘ブイで 18.8〜22.7℃、青森ブイで17.5〜22.8℃、東湾ブイで16.0〜22.0℃で、6日前の9月2日とくらべると、平舘ブイの1mと底層で0.1〜0.8℃低下、15m層〜30m層で0.4℃上昇、青森ブイの1m層と底層で0.2〜0.6℃低下、15m〜30m層で1.5〜2.8℃上昇、東湾ブイの1m層で0.8℃低下、15m層と底層で0.2〜0.5℃上昇しました。青森ブイの15m〜30m層の日平均水温は9月1日以降また上昇しています。

9月1日〜5日の半旬別平均水温は、平年にくらべて、平舘ブイは1m〜底層で『平年並み』、青森ブイの1m層と底層で『平年並み』、15m層と30m層で『やや低め』、東湾ブイの1m層〜底層で『平年並み』となっています。

● 今後の見通し

 気象台発表の9月7日からの1ヶ月予報(東北地方)では、気温は平年並みか高く、日照時間は平年並みの可能性が大きいとしています。水温は概ね平年並みに推移するものと考えられます。