陸奥湾海況情報

No.387

   2002年9月17日

● 15m層半旬平均水温の推移

 ● 今期の概況(9月8日〜9月16日)

 今期の陸奥湾の水温は平年並み〜低めとなっています。また、東湾ブイ底層の溶存酸素量は13日にはいったん飽和度50%まで回復しましたが、その後再び30%台に低下して、引き続き貧酸素状態となっています。平舘ブイの15m層では南下流が、底層では北上流が強勢に推移しています。

9月16日の日平均水温は、平舘ブイで 20.7〜22.9℃、青森ブイで20.1〜22.2℃、東湾ブイで16.3〜21.8℃で、8日前の9月8日とくらべると、平舘ブイの15m層で前回並み、1m層と30m層〜底層で0.7〜1.9℃上昇、青森ブイの1m層〜15m層で0.3〜0.6℃低下、30m層は前回並み、底層で2.7℃上昇、東湾ブイの1m層〜15m層で0.3〜0.4℃低下、30m層〜底層で0.3℃上昇しました。平舘ブイの30m層〜底層と青森ブイの底層の日平均水温は9月12日以降また上昇しています。

9月11日〜15日の半旬別平均水温は、平年にくらべて、平舘ブイは1m層、15m層、底層で『平年並み』、30m層で『やや低め』、青森ブイの1m層で『やや低め』、15m層〜底層で『平年並み』、東湾ブイの1m層、15m層、底層で『平年並み』、30m層で『やや低め』となっています。

● 今後の見通し

 気象台発表の9月14日からの1ヶ月予報(東北地方)では、気温は平年並みか高く、日照時間は平年並みの可能性が大きいとしています。水温は概ね平年並みに推移するものと考えられます。