陸奥湾海況情報

No.415

2003年4月8日

● 15m層 日平均水温の推移 

● 今期の概況(4月1日〜4月7日)

 陸奥湾の水温は平舘ブイの表層付近で一時的な水温低下があり、また青森ブイの底層付近では低め傾向ですが、湾全体では概ね平年並みに近づいてきました。

平舘ブイでは1mと15m層で4月5日から低下して、それぞれ5〜6℃台となり、30mと底層でも7℃台といくぶん低下傾向がみられています。青森ブイでは底層では依然横ばい傾向ですが、1m〜30m層では4月5日以降上昇傾向となり、特に1m層では6℃台となっています。東湾ブイは、底層で4月1日から上昇して3日以降5℃台となり、15m層でも4月1日以降ゆるやかな上昇傾向を示しています。1m層と30m層は、それぞれ5℃台、4℃台でほぼ横ばいで推移しています。

4月1日〜4月5日の半旬別平均水温は、平年にくらべて平舘ブイの全層で『平年並み』、青森ブイの1m層で『平年並み』、15m層で『やや低め』、30m層〜底層で『かなり低め』、東湾ブイの1m層と底層で『平年並み』、15m〜30m層で『やや低め』となっています。


● 今後の見通し

 気象台発表の4月5日からの1ヶ月予報(東北地方)の気温、日照時間、5日から11日までの1週間の気温のいずれも平年並みとしています。陸奥湾の水温は、ゆるやかに平年並みに近づいていくものと考えられます。