陸奥湾海況情報

No.408

   2003年2月18日

● 15m層 日平均水温の推移     (本号から日平均値のグラフにします)

 ● 今期の概況(2月10日〜2月17日)

 陸奥湾の水温は全体的には平年より低めの傾向が弱まってきています。青森ブイでは2月10日から水温が上昇して8℃台で推移しましたが、14日以降は6℃台に低下し平年並みとなっています。東湾ブイでは3℃台前後で推移しており、依然として平年より低めの状態が続いています。

2月17日の日平均水温は、平舘ブイで8.3〜8.4℃、青森ブイで6.5〜6.6℃、東湾ブイで2.8〜3.2で、1週間前の2月10日とくらべると、平舘ブイの1m層〜底層で0.9〜1.0℃低下、青森ブイの1m層〜15m層で1.2〜2.1℃低下、30m層〜底層で1.1〜1.3℃上昇、東湾ブイの1mで0.1℃低下、15m層で前回並み、30m層〜底層で0.3〜1.1℃低下しました。

2月11日〜2月15日の半旬別平均水温は、平年にくらべて平舘ブイの全層で『平年並み』、青森ブイの1m層〜30m層で『やや高め』、底層で『平年並み』、東湾ブイの1m層〜15m層で『かなり低め』、30m層〜底層で『やや低め』となっています。

● 今後の見通し

 気象台発表の2月14日からの1ヶ月予報(東北地方)では、気温は平年並みか高く、日照時間は平年並みか多いとしています。陸奥湾の水温は今後、東湾側でもしだいに平年より低めの傾向が弱まってくるものと考えられます。