陸奥湾海況情報

No.429

2003年7月15日

● 15m層 日平均水温の推移 

● 今期の概況(7月8日〜7月14日)

水温は、平舘ブイでは、11日から15m層、底層ともに南下流が強まり、これに合せて12日にかけて2℃近く上昇しました。青森ブイと東湾ブイでは、東湾ブイの30m層で横ばい傾向のほかは上昇傾向が続きました。7月14日現在、平舘ブイでは13〜17℃台、青森ブイでは12〜17℃台、東湾ブイでは11〜17℃台となっており、各ブイの1m層では平年よりやや低め気味ながら、15m層より深い層では、東湾ブイの30m層で平年よりやや高いほかは概ね平年並みとなっています。

7月11日〜7月14日の4日間の平均値を半旬別平均水温として、平年にくらべると平舘ブイの1m層〜15m層で『やや低め』、30m層〜底層で『平年並み』、青森ブイの1m層で『かなり低め』、15m層〜30m層で『やや低め』、底層で『平年並み』、東湾ブイの1m層〜15m層で『かなり低め』、30m層で『やや高め』、底層で『やや低め』となっています。

● 今後の見通し

 気象台発表の7月12日からの1ヶ月予報(東北地方)では、向こう1ヶ月の気温は平年並みか低め、日照時間は平年並みか少なめ、週別の気温は1週目は低め、2週目は平年並みか低く、3〜4週目は平年並みとしています。陸奥湾の水温は今後、概ね平年よりやや低めから平年並みに推移するものと考えられます。