陸奥湾海況情報

No.430

2003年7月22日

● 15m層 日平均水温の推移 

● 今期の概況(7月15日〜7月21日)

水温は、平舘ブイの30m層と底層では、7月16日にかけて1℃以上上昇し、その後低下、東湾ブイの30m層では7月17〜19日にかけて2℃近く上昇し、その後低下しています。このほかの各ブイ各層でも昇降温変化が見られましたが、前回7月14日に比べると概ね横ばい傾向となっています。7月21日現在、平舘ブイでは13〜16℃台、青森ブイでは13〜17℃台、東湾ブイでは10〜17℃台となっています。

7月16日〜7月20日の半旬別平均水温は、平年にくらべると平舘ブイの1m層で『かなり低め』、15m層〜底層で『やや低め』、青森ブイの1m層と30m層で『かなり低め』、15m層と底層で『やや低め』、東湾ブイの1m層で『やや低め』、15m層と底層で『平年並み』、30m層で『やや高め』となっています。湾全体としてはしだいに平年より低めの傾向が強まってきました。


● 今後の見通し

 気象台発表の7月19日からの1ヶ月予報(東北地方)では、向こう1ヶ月の気温は低く、日照時間は少なめ、週別の気温は1週目は低く、2週目は平年並みか低く、3〜4週目は平年並みとしています。陸奥湾の水温は、概ね平年より低めに推移するものと考えられます。