陸奥湾海況情報

No.419

2003年5月6日

● 15m層 日平均水温の推移 

● 今期の概況(4月28日〜5月5日)

水温は、5月に入り各ブイの1m層で上昇傾向が顕著になりました。15m層より深い層でも、東湾ブイの底層を除き、上昇傾向となっています。

5月5日の日平均水温は1週間前の4月28日にくらべ、平舘ブイの1m層〜30m層で0.5〜0.9℃上昇、底層は前回並み、青森ブイの全層で0.8〜2.3℃上昇、東湾ブイの1m層〜30m層で1.0〜1.7℃上昇、底層で0.3℃低下し、特に青森ブイの15m層で上昇の度合いが大きくなっています。

5月1日〜5月5日の半旬別平均水温は、平年にくらべて平舘ブイの1m層〜15m層で『やや高め』、30m層〜底層で『平年並み』、青森ブイの全層で『平年並み』、東湾ブイの1m層で『平年並み』、15m層〜30m層で『やや低め』、底層で『はなはだ低め』となっています。

● 今後の見通し

 気象台発表の5月3日からの1ヶ月予報(東北地方)では、向こう1ヶ月の気温は平年並みか高く、日照時間は平年並み、週別の気温は1週目は高く、2〜4週目は平年並みとしています。陸奥湾の水温は、上層では平年より高め気味に、下層では東湾側の底層で平年より低めのほかは、概ね平年並みに推移するものと考えられます。