陸奥湾海況情報

No.483

2004年8月3日

● 15m層 日平均水温の推移 

●今期の概況(7月27日〜8月2日)

今期の陸奥湾の水温は、各ブイとも1m層では上昇傾向が続き、今期最高水温は平舘ブイの1m層で26.3℃(8月1日13時)、青森ブイの1m層で27.6℃(8月1日16時)、東湾ブイの1m層で29.0℃(7月31日16時)を観測しました。15m層では平舘、青森ブイで22℃以上、東湾ブイで21℃以上となりました。これより下層では平舘ブイ15m層の南下流強勢傾向が弱まったことを反映し、逆に低下しました。

8月2日の日平均水温は、平舘ブイの1m層で24.7℃、15m層で22.9℃、30m層で21.4℃、底層で18.0℃、青森ブイの1m層で25.7℃、15m層で22.0℃、30m層で20.7℃、底層で16.9℃、東湾ブイの1m層で25.8℃、15m層で21.2℃、30m層で19.4℃、底層で16.3℃となりました。

7月26日〜31日の半旬別平均水温は、平年に比べると、平舘ブイの全層で概ね『かなり高め』、青森ブイの1m層〜15m層で『かなり高め』、30m層〜底層で『はなはだ高め』、東湾ブイの1m層で『かなり高め』、15m層で『やや高め』、30m層で『はなはだ高め』、底層で『かなり高め』となっています。

● 今後の見通し

気象台発表の7月31日からの1ヶ月予報(東北地方)では、向こう1ヶ月の気温は高く、日照時間は平年並み、週別の気温は1週目は高く、2週目は平年並み、3〜4週目は平年並みか高いとしています。陸奥湾の水温は高水温傾向がつづき、『平年よりかなり高め〜はなはだ高め』に推移するものと考えられます。