陸奥湾海況情報
No.485
2004年8月17日
● 15m層 日平均水温の推移
●今期の概況(8月10日〜8月16日)
今期の陸奥湾の水温は、全ブイの1m層では低下して24〜25℃の範囲で推移し、15m層以深では概ね上昇傾向がつづいており、青森ブイと東湾ブイの15m層では8月15日より、平舘ブイの30m層では8月16日より日平均水温が23℃以上を越えました。また、平舘ブイの15m層では南下流が強まり、今期内に本年これまでの最高値である0.86m/s(1.7ノット)を観測しました。
8月16日の日平均水温は、平舘ブイの1m層〜15m層で23.6〜23.7℃、30m層で23.0℃、底層で20.2℃、青森ブイの1m層で24.1℃、15m層で23.0℃、30m層で21.9℃、底層で18.9℃、東湾ブイの1m層で23.7℃、15m層で22.7℃、30m層で20.5℃、底層で17.1℃となりました。
8月11日〜15日の半旬別平均水温は、平年に比べると、平舘ブイの1m層〜15m層で『やや高め』、30m層〜底層で『はなはだ高め』、青森ブイの1m層〜15m層で『やや高め』、30m層〜底層で『かなり高め』、東湾ブイの1m層〜30m層で『やや高め』、底層で『かなり高め』となっています。
● 今後の見通し
気象台発表の8月14日からの1ヶ月予報(東北地方)では、向こう1ヶ月の気温は平年並みか高く、日照時間は平年並み、週別の気温は1〜2週目は平年並み、3〜4週目は平年並みか高いとしています。陸奥湾の水温は1m層では高温傾向は緩むものの、15m層以深では今後も上昇し、『平年よりやや高め』以上の水準で推移するものと考えられます。