陸奥湾海況情報

No.481

2004年7月20日

● 15m層 日平均水温の推移 

●今期の概況(7月13日〜7月19日)

今期の陸奥湾の水温は、全ブイ全層で上昇傾向となっており、平舘ブイと青森ブイの15m層より上層、東湾ブイの1m層で20℃を越えてきました。また、平舘ブイの15m層では7月16日より南下流が強勢に推移し、7月18日には今年最高の0.75m/秒(1.46ノット)を記録しました。この影響を受けて青森ブイの15m層、東湾ブイの30m層と底層で水温の上下変動が大きくなっています。今後、9月にかけて平舘ブイの南下流の強勢傾向はさらに続くものとみられます。7月19日の日平均水温は、平舘ブイの1m層で20.2℃、15m層で19.7℃、30m層で19.2℃、底層で18.6℃、青森ブイの1m層で20.7℃、15m層で19.0℃、30m層で18.2℃、底層で16.7℃、東湾ブイの1m層で20.2℃、15m層で17.6℃、30m層で14.5℃、底層で12.1℃となりました。

7月16日〜19日の平均水温を半旬別平均水温として、平年に比べると、平舘ブイの1m層〜15m層で『やや高め』、30m層で『かなり高め』、底層で『はなはだ高め』、青森ブイの1m層で『平年並み』、15m層〜底層で『やや高め』、東湾ブイの1m層で『やや高め』、15m層〜底層で概ね『平年並み』となっています。


● 今後の見通し

気象台発表の7月17日からの1ヶ月予報(東北地方)では、向こう1ヶ月の気温、日照時間は平年並み、週別の気温は1〜4週目とも平年並みとなっています。陸奥湾の水温は『平年並み〜平年より高め』の傾向が続き、『平年より高め』の度合が強まるものと考えられます。