陸奥湾海況情報

No.464

2004年3月23日

● 15m層 日平均水温の推移 


● 今期の概況(3月16日〜3月22日)

陸奥湾の水温は、今期内に平舘ブイの1m層〜15m層で約2.5〜3.3℃、30m層〜底層で約0.6〜0.8℃、青森ブイの15m層〜底層で約0.1〜0.8℃低下し、青森ブイの1m層で約0.2℃、東湾ブイの全層では約0.4〜0.9℃上昇しました。3月22日現在、平舘ブイの1m層〜15m層で5.0〜5.5℃、30m層〜底層で6.6℃、青森ブイの全層で5.2〜5.7℃、東湾ブイの全層で3.8〜4.5℃となり、平舘ブイで平年より『はなはだ低め〜かなり低め』、青森ブイで平年より『やや低め〜かなり低め』、東湾ブイで平年より『やや低め〜平年並み』となりました。平舘ブイの30m層〜底層で3月17日から高温高塩な湾外水が分布し、青森ブイ、東湾ブイの底層でも上層より高温な水の分布が見られるようになっています。

3月16日〜20日の半旬別平均水温は、平年にくらべると、平舘ブイの1m層と30m層で『かなり低め』、15m層で『はなはだ低め』、底層で『やや低め』、青森ブイの全層で『やや低め』、東湾ブイの1m層〜30m層で『やや低め』、底層で『平年並み』となっています。

● 今後の見通し

気象台発表の3月20日からの1ヶ月予報(東北地方)では、向こう1ヶ月の気温、日照時間ともに平年並み、週別の気温は1〜4週目ともに平年並みとなっています。陸奥湾の水温は津軽暖流水の影響が弱い傾向が続いているため、なおしばらく平年より低めに推移するものと考えられます。