陸奥湾海況情報

No.492

2004年10月5日

● 15m層 日平均水温の推移 

●今期の概況(9月28日〜10月4日)

今期の陸奥湾の水温は、東湾ブイの底層で横ばい傾向のほかは、低下傾向が続きました。また、東湾ブイの底層の溶存酸素はなお低下傾向が続き、10月1日以降、飽和度40%台(3mg/?台)で推移しており、今後も低下し続け低酸素状態になる恐れがあります。

10月4日の日平均水温は、平舘ブイの1m層〜30m層で20.3〜20.7℃、底層で19.5℃、青森ブイの1m層で19.5℃、15m層〜底層で20.5〜21.3℃、東湾ブイの1m層〜30m層で20.2〜20.6℃、底層で19.4℃となりました。

10月1日〜4日の平均水温を半旬別平均水温として、平年に比べると、平舘ブイと東湾ブイの30m層以浅で概ね『平年並み』、底層で『やや高め』、青森ブイの1m層で『やや低め』、15m層で『平年並み』、30m層で『やや高め』、底層で『かなり高め』になっています。なお、青森ブイの1m層の『やや低め』の水温は、9月30日の豪雨の影響を受けて一時的に低下したためです。

● 今後の見通し

気象台発表の10月2日からの1ヶ月予報(東北地方)では、向こう1ヶ月の気温は高く、日照時間は平年並みか多く、週別の気温は1〜2週目は高く、3〜4週目は平年並みとなっています。陸奥湾の水温は1m層〜30m層で概ね『平年並み』、底層で『平年よりやや高め』の傾向が続くものと考えられます。