陸奥湾海況情報

No.488

2004年9月7日

● 15m層 日平均水温の推移 

●今期の概況(8月31日〜9月6日)

 今期の陸奥湾の水温は、各ブイとも1m層〜30m層までは全体に横ばい又は低下気味に推移し、底層では、上下変化が大きく、青森ブイでは9月1日〜3日にかけて上昇し、東湾ブイで9月2日から低下しました。また、平舘ブイ15m層の流れは、9月に入り南下流が卓越し強勢に推移しました。東湾ブイ底層の溶存酸素量は9月4日8時に3.6mg/?(飽和度46%)の最低値を観測しましたが、9月5日以降、上下変動を繰り返しながら6mg/?前後(飽和度75%以上)で推移しました。

9月6日の日平均水温は、平舘ブイの1m層〜30m層で22.1〜22.6℃、底層で21.1℃、青森ブイの1m層〜15m層で22.2〜22.5℃、30m層で21.5℃、底層で20.9℃、東湾ブイの1m層〜15m層で22.5℃、30m層で21.8℃、底層で16.9℃となりました。

9月1日〜5日の半旬別平均水温は、平年に比べると、平舘ブイの1m層〜15m層で『やや低め』、同ブイの30m層と青森ブイの1m層〜30m層及び東湾ブイの1m層〜15m層では『平年並み』、これより下層では各ブイとも引き続き『やや高め』になっています。

● 今後の見通し

気象台発表の9月4日からの1ヶ月予報(東北地方)では、向こう1ヶ月の気温は平年並みか高く、日照時間は平年並みか多く、週別の気温は1週目は平年並み、2〜4週目は平年並みか高いとなっています。今後、陸奥湾の水温は1〜30m層で『平年並み』に推移し、底層ではまだ『平年より高め』の傾向が続くものと考えられます。