陸奥湾海況情報

No.512

2005年2月22日

● 15m層 日平均水温の推移 

●今期の概況(2月15日〜2月21日)

 陸奥湾の水温は平舘ブイでは2月17日から急激な低下がみられ、青森ブイでは15m層以浅で横ばい、15m層以深でゆるやかに低下し、東湾ブイでは2月18〜19日にかけて上昇した後、横ばい傾向となりました。また、青森ブイで前回から続いていた水温逆転を伴う2層構造が2月19日には解消されました。

2月21日の日平均水温は、平舘ブイの全層で6.5〜6.6℃、青森ブイの全層で5.4℃、東湾ブイの全層で4.0〜4.1℃となりました。

2月16日〜20日の半旬別平均水温は、平年に比べると、平舘ブイの1m層〜30m層で『やや低め』、底層で『平年並み』、青森ブイと東湾ブイの15m層あるいは30m層の上層では『やや低め』、それより下層では前期の2層構造の影響が残り、『平年並み』となっています。



● 今後の見通し

気象台発表の2月19日からの1ヶ月予報(東北地方)では、向こう1ヶ月の気温は平年並みか低く、日照時間は平年並み、週別の気温は、1〜2週目とも平年並みか低いとなっています。陸奥湾の2月21日〜25日及び2月26日〜28日の半旬別平均水温は、全ブイで『平年よりやや低め』になるものと考えられます。なお、この期間内は各ブイとも上下変化が強まることも考えられます。