陸奥湾海況情報

No.531

2005年7月5日

● 15m層 日平均水温の推移 

●今期の概況(6月28日〜7月4日)  
平舘ブイの15m層では南下流が強勢に推移し、28日には1ノットを超える強い流れが観測されましたが、7月1日からの東風の影響で、3日以降は逆に北上流が卓越しています。水温は、東湾ブイの15m層と30m層で大きく上昇しましたが、その他はやや上昇あるいは横ばいで推移しました。
7月4日の日平均水温は、平舘ブイの1m〜15m層で17.3〜17.4℃、30m層で15.8℃、底層で13.4℃、青森ブイの1m層で17.6℃、15m層で16.3℃、30m層で14.6℃、底層で13.7℃、東湾ブイの1m〜15m層で16.5〜16.9℃、30m層で12.9℃、底層で10.5℃となりました。
7月1日〜4日の平均水温を、半旬別平均水温として、平年に比べると、平舘ブイの1m〜15m層で『やや高め』、30m〜底層で『平年並み』、青森ブイと東湾ブイでは概ね『平年並み』となっています。

 

 *水温の平年差の表し方:はなはだ低め<かなり低め<やや低め<平年並み<やや高め<かなり高め<はなはだ高め*


● 今後の見通し

気象台発表の7月1日からの1ヶ月予報(東北地方)では、向こう1ヶ月の平均気温は平年並みか高い、日照時間は平年並みとなっています。週別の気温は、1週目は平年並みか低い、2週目は平年並みか高いとなっています。陸奥湾の7月6日〜10日の半旬別平均水温は、湾全体で概ね『平年並み』になるものと考えられます。