陸奥湾海況情報

No.570

2006年4月11日


● 15m層 日平均水温の推移 

●今期の概況(4月4日〜4月10日)
 水温は、平舘ブイでは4月5日から全観測層で北上流が卓越したのに伴い、上下変化をしながら9日までに2℃前後低下しました。青森ブイは期間を通して概ね横ばい、東湾ブイは底層で4月6日から1℃上昇しましたが、その他の層は横ばいで推移しました。
4月10日の日平均水温は、平舘ブイで5.9〜6.2℃、青森ブイで4.9〜5.2℃、東湾ブイの1m〜30m層で3.9〜4.2℃、底層で5.0℃となりました。
4月6日〜10日の半旬別平均水温は、平年と比べると平館ブイの全層で『はなはだ低め』、青森ブイは30m層で『はなはだ低め』の他は『かなり低め』、東湾ブイの1m〜30m層で『かなり低め』、底層で『やや低め』となっています。今期の半旬別平均水温は、平舘ブイの30m〜底層と青森ブイの1m〜30m層で、1985年以降最も低い水温となっています。
 

● 今後の見通し
 気象台発表の4月8日からの1ヶ月予報(東北地方)では、向こう1か月の平均気温は平年並み、日照時間は東北日本海側で平年並みか多く、太平洋側で平年並みとなっています。週別の気温は、1、2週目とも平年並みとなっています。陸奥湾の4月11日〜15日の半旬別平均水温は、平舘ブイで『かなり低め』〜『はなはだ低め』、青森ブイと東湾ブイで概ね『かなり低め』になるものと考えられます。