陸奥湾海況情報

No.595

2006年10月3日


● 15m層 日平均水温の推移 

●今期の概況(9月26日〜10月2日)  日平均水温は、全ブイの1 m層〜30m層ではゆるやかに低下を続け20℃台まで低下しました。底層は、東湾ブイでは上昇が続き、そのほかは横ばいで推移しました。東湾ブイ底層の溶存酸素は、9月30日からふたたび30%台の飽和度の貧酸素水塊がみられ、この傾向が海水混合により解消されるまでにはまだ時間がかかりそうです。  10月2日の日平均水温は、平舘ブイの1m層〜15m層で20.9℃、30m層で20.4℃、底層で18.7℃、青森ブイの1m層〜30m層で20.3〜20.5℃、底層で18.1℃、東湾ブイの1m層〜30m層で20.5〜20.6℃、底層で17.4℃となっています。 9月26日〜30日の半旬別平均水温を平年と比べると、平舘ブイと青森ブイの1m層〜15m層で『やや低め』、30m層〜底層と東湾ブイ全層で『平年並み』となっています。

●今後の見通し
 気象台発表の9月30日からの1ヶ月予報(東北地方)では、向こう1ヶ月の平均気温は平年並みか高い、日照時間は平年並みか少ないとなっています。週別の気温は、1週目2週目ともに平年並みか高いとなっています。陸奥湾の10月1〜5日と6〜10日の半旬別平均水温は、湾全体(全ブイ全層)でほぼ平年並みになるものと考えられます。