陸奥湾海況情報

No.592

2006年9月12日


● 15m層 日平均水温の推移 

●今期の概況(9月5日〜9月11日)  
 水温は全ブイの1m層〜15m層では横ばいまたは低下傾向、30m〜底層では東湾ブイの30m層で横ばい、このほかは9月5日以降低下気味に推移しました。日平均水温は、各ブイの1m層、15m層で同値となり23℃台になってきました。なお、東湾ブイ底層の溶存酸素は9月7日には、一時飽和度39%、3.1mg/Lまで低下し、現在は飽和度60%、5mg/L以上まで上昇していますが、東湾側の底層には引き続き貧酸素水塊が分布しているものとみられます。  9月11日の日平均水温は、平舘ブイの1m層〜15m層で23.4〜23.5℃、30m層で21.2℃、底層で18.6℃、青森ブイの1m層〜15m層で23.8〜23.9℃、30m層で20.1℃、底層で17.8℃、東湾ブイの1m層〜15m層で23.5〜23.6℃、30m層で20.3℃、底層で15.4℃となっています。 9月6日〜10日の半旬別平均水温を平年と比べると、平舘ブイ1m〜30m層で『平年並み』、底層で『やや低め』、青森ブイ1m〜15m層で『やや高め』、30m層で『平年並み』、底層で『やや低め』、東湾ブイ1m〜15m層で『やや高め』、30m層で『平年並み』、底層で『やや低め』となっています。

●今後の見通し
 気象台発表の9月9日からの1ヶ月予報(東北地方)では、向こう1か月の平均気温は高い、日照時間は平年並みとなっています。週別の気温は、1週目、2週目ともに高いとなっています。陸奥湾の9月11日〜15日、16〜20日の半旬別平均水温は、全ブイの1m〜15m層で平年よりやや高め、30m〜底層で平年並み〜やや低めになるものと考えられます。