陸奥湾海況情報

No.593

2006年9月19日


● 15m層 日平均水温の推移 

●今期の概況(9月12日〜9月18日)
 水温は全ブイの1m層〜15m層では低下傾向、30m〜底層では東湾ブイの30m層で上昇傾向、このほかは横ばいで推移しました。日平均水温は、各ブイの1m層、15m層でほぼ同値で、23℃を下回るようになってきました。なお、東湾ブイ底層の溶存酸素は9月13日に飽和度37%、3.0mg/L、9月18日に飽和度48%、3.8mg/Lと断続的に貧酸素、低酸素状態がみられることから、東湾側の底層には引き続き貧酸素水塊が分布しているものと考えられます。  9月18日の日平均水温は、平舘ブイの1m層〜15m層で22.1℃、30m層で20.0℃、底層で17.1℃、青森ブイの1m層〜15m層で22.4〜22.5℃、30m層で20.4℃、底層で17.5℃、東湾ブイの1m層〜15m層で22.4℃、30m層で21.4℃、底層で16.3℃となっています。 9月11日〜15日の半旬別平均水温を平年と比べると、平舘ブイ1m〜15m層で『平年並み』、30m〜底層で『やや低め』、青森ブイ1m層で『やや高め』、15m層で『平年並み』、30m〜底層で『やや低め』、東湾ブイ1m〜15m層で『やや高め』、30m層で『平年並み』、底層で『やや低め』となっています。

●今後の見通し
 気象台発表の9月16日からの1ヶ月予報(東北地方)では、向こう一ヶ月の平均気温は高い、日照時間は平年並みか少ないとなっています。週別の気温は、1週目、2週目ともにやや高いとなっています。陸奥湾の9月16〜20日、21〜25日の半旬別平均水温は、1m〜15m層では、東湾ブイで平年よりやや高めの傾向、このほかは平年並み。30m〜底層では全ブイで平年並み〜やや低めの傾向となるものと考えられます。