陸奥湾海況情報

No.609

2007年1月9日


15m層 日平均水温の推移 

今期の概況 (1月4日〜1月8日)  
 水温は、1月5日〜8日にかけて平舘ブイで南下流が強勢に推移したことと、東湾ブイの1月第1半旬の平均気温が1985年以降で最も高かった影響を受けて横ばい気味に推移し、12月半ば頃からの平年よりやや高めの傾向が強まってきています。
 平舘ブイでは1月8日の午前3時〜7時にかけて、表層〜15m層で南下流が特に強まり、1ノット前後の強い流れが観測されました。同時に、青森ブイと東湾ブイの水温に上下変化がみられました。  
 1月8日の日平均水温は、平舘ブイの1m層〜底層で11.9〜12.2℃、青森ブイの1m層〜底層で9.6〜9.9℃、東湾ブイの1m層〜15m層で7.3℃、30m層〜底層で7.7〜8.0℃となっています。
 1月1日〜5日の半旬別平均水温は、平年にくらべ、平舘ブイ全層で『やや高め』、青森ブイ1m層〜15m層で『平年並み』、30m層〜底層で『やや高め』、東湾ブイ1m層〜30m層で『平年並み』、底層で『やや高め』となっています。
 

今後の見通し
  気象台発表の1月6日からの1ヶ月予報(東北地方)では、向こう1ヶ月の平均気温は高い、日照時間は日本海側で多く、太平洋側で少ないとなっています。 週別の気温は、1週目、2週目ともに平年並みとなっています。
 陸奥湾の1月6〜10日、11〜15日の半旬別平均水温は、平年よりやや高めになるものと考えられます。