陸奥湾海況情報

No.612

2007年1月30日


15m層 日平均水温の推移 

今期の概況 (1月23日〜1月29日)  
 水温は、平舘ブイでは1月28日〜29日にかけて北上流が強勢になったことから、大きく低下してほぼ平年並みの値になりました。
 青森ブイと東湾ブイでは概ね横ばいまたはごくゆるやかな低下傾向ですが、青森ブイ1m層では、25日〜27日にかけて低下から上昇と変化が大きく、また東湾ブイ底層では28日からわずかに上昇しています。
 塩分は、東湾ブイと同様、平舘ブイでも1月に入り平年より低めの傾向が強まってきています。
 東湾ブイでは、23日〜24日は西寄りの、27日には東寄りのそれぞれ風速10mを超える風が連続して観測されました。  
 1月29日の日平均水温は、平舘ブイの1m層〜15m層で9.3〜9.4℃、30m層〜底層で8.7〜8.9℃、青森ブイの全層で7.6〜7.7℃、東湾ブイの1m層〜30m層で5.4〜5.5℃、底層で6.1℃となっています。
 1月21日〜25日の半旬別平均水温は、平年にくらべ、平舘ブイと青森ブイ全層で『やや高め』、東湾ブイ1m層〜30m層で『平年並み』、底層で『やや高め』となっています。
 

今後の見通し
  気象台発表の1月27日からの1ヶ月予報(東北地方)では、向こう1ヶ月の平均気温は高い、日照時間は日本海側で平年並みか多く、太平洋側で多いとなっています。週別の気温は、1週目、2週目ともに高いとなっています。
 陸奥湾の2月1〜5日の半旬別平均水温は、引き続き平年並み〜やや高めで推移するものと考えられます。