陸奥湾海況情報

Ｎｏ.635

2007年7月10日

● 15m層　日平均水温の推移　

●今期の概況（7月3日〜7月9日）
　水温は、7月4日〜5日のヤマセの影響で、各ブイの1m層では1℃〜3℃ほど低下し、その後元の水温に戻りました。東湾ブイの15m層〜30m層では3℃ほど上昇しました。その他は、概ね横ばいでした。
　流れは、平舘ブイでは8m層以浅で北上流がほとんどで、逆に25m層以深では南下流がほとんどでした。また7月5日には10m層以浅で1ノットを越えていました。東湾ブイでは、7月4日〜7日を中心として10m層以浅で北上流が強く、その後10m層〜30m層で南下流が目立っていました。
　7月9日の日平均水温は、平舘ブイの1m層〜底層で14.8〜20.5℃、青森ブイの1m層〜底層で15.1〜20.1℃、東湾ブイの1m層〜底層で11.3〜20.1℃でした。
　7月6日〜9日の水温を半旬別平均水温として平年と比べると、平舘ブイでは1m層で『はなはだ高め』、15m層と底層で『やや高め』、30m層で『平年並み』、青森ブイでは1m層〜15m層と底層で『やや高め』、30m層で『平年並み』、東湾ブイでは1m層と30m層〜底層で『やや高め』、15m層で『平年並み』でした。
　

●今後の見通し
　気象台発表の7月7日からの1ヶ月予報(東北地方)では、向こう1ヶ月の平均気温は低い、また日照時間は少ないまたは平年並みとなっています。週別の気温は、1週目は低い、2週目以降は平年並または低いとなっています。陸奥湾の7月11日〜15日の半旬別平均水温は、平舘ブイの1m層で『かなり高め』の他は、『やや高め』から『平年並み』になるものと考えられます。